平安時代に弘法大師空海は中国から密教を伝え、真言宗を立教開宗しました。それから約300年を経て、興教大師覚鑁は高野山に大伝法院を建立して真言宗を興隆し、紀州に根来寺を開創します。その後、桃山期に至って根来寺は秀吉の焼打ちに遭い、学頭の玄宥僧正は難を避けるために京都東山に智積院を再興しました。そして、後に智積院を中心に全国3000の寺院は真言宗智山派として結集し、智積院を総本山と定めました。

<宗祖>
弘法大師空海

<中興の祖>
興教大師覚鑁

<総本山>
智積院(京都府京都市東山七条)

<別院>
真福寺(東京都港区愛宕)

<大本山>
成田山新勝寺(千葉県成田市成田)
川崎大師平間寺(神奈川県川崎市川崎区大師町)
高尾山薬王院(東京都八王子市高尾町)

<別格本山>
高幡山金剛寺(東京都日野市高幡)
大須観音寶生院(愛知県名古屋市中央区大須)